9月になりました。そろそろ保活が本格化する時期ですね。
私は、息子を0歳で都内の認可保育園に入れることにしましたが、事前に認証と認可を合わせて40園ほど見学しました。
ただ、見学や申し込みのルールについて知らなかったことも多く、大変な思いをたくさんしました。
そこで、今回は保育園見学に当たり事前に確認すべき事項や、注意すべき事項を共有させていただきます。
保活プランをたてるにあたって・・・どこで戦うかを決めよう!
待機児童数を確認する際の注意点(本当にここで戦えるのかを慎重に見極める)
何歳で保育園に入れるかを考える際に、待機児童数を参考にされると思います。
待機児童数は、各自治体が公表していて、訪問や電話で確認できます。
ただ、自治体によって「待機児童」の定義が異なるのでご注意ください。
例えば、保育園に入園できなかったため、育児休暇を延長した人が、待機児童にカウントされない自治体もあります。
単純に待機児童が少ないから大丈夫と思っても、もしかすると、上記のような隠れ待機児童が多い場合もあります。
公表数のみならず、区役所に電話するなどして実質的な待機児童数を把握し、自分の戦略(1歳で入れても大丈夫か、認証は申し込まなくて大丈夫かetc.)を判断していくことが重要と思います。
自治体に確認して、これは絶対無理だ!となったら、引っ越すのもアリ!です。実際知り合いで、保育園のために違う自治体に引っ越したを何人も知っています。
なお、一度入園して、生活スタイルができると引っ越しは困難ですので、通園・通勤時間をシミュレーションして厳しければそこでも引っ越しも視野に入れて検討してみても良いと思います。
保育園には、何歳(0歳?1歳?)で入れるか
何歳で保育園に入れるのかによって戦略はかなり変わってきます。
多くのお母さんが悩まれる点だと思いますので、私なりに感じていることをまず共有します。
育休制度上、おそらく多くの方が0歳か1歳のどちらかで預けることになると思います。
できれば、1歳で預けたいですよね。
可愛いわが子を0歳で預けるのは寂しいし、0歳は”初めて”寝返りしたり、”初めて”歩いたり、”初めて”喋ったり。。。1度しかない初めてをできるだけ自分で見たいと思うお母さんは多いと思います。
おじいちゃんおばあちゃん世代から「0歳で保育園に入れるなんてかわいそう」と言われることもあると思います。私も言われました。
もちろん、私も本音は1歳で入れたかったです。でも、待機児童になって仕事を続けられなくなったら、親も子も幸せに過ごせません。なので、安全圏の0歳入園を選択しました。
実際のところ私の自治体では、両親が会社員でフルタイムなら、0歳児の入園はほぼ大丈夫と思われます。しかし1歳は、募集枠が圧倒的に少ないので、倍率が高く、激戦となっています。
(ただ、自治体によっては生後6か月からしか入れられない園ばかりのところもあり、逆に0歳入園が厳しいところもあるので、自治体の特性をご確認ください)
泣く泣く入れた0歳クラス。結論としては「0歳で保育園に入れて良かった!」です。
理由は、
①子供の成長の喜びを保育園の先生方と一緒に共感でき、成長の喜びが倍増したこと。
②子供が、同じクラスの子供達から良い刺激を受けながら成長することができたこと。
③子供が、ママ以外にも信頼できる人が世の中にたくさんいることを早くから知れたこと。
挙げればきりがないけれど、上位3つを上げるとすれば上記でしょうか。
子育てに関する疑問や悩みを保育園の先生に相談できることも大きいです。
ということで、私は0歳クラスで入れたことを、後悔はしていません。
悩んでいる方もとりあえず、保育園見学に行かれて園児たちの様子を見たり、先生と話してみたりした後に、0歳で入れるかどうか結論を出しても良いかもしれません。
認証と、認可どちらから見学に行くべきか
まずは認証保育園から見学に行かれることをお勧めします。
理由は、認証の場合、見学しないと申し込みを受け付けてもらえないところが多く、かつ、先着順で入園を受け付ける認証保育園もあるからです。
私が行った中では、8月の時点で翌年4月の6人の0歳児入園枠が300人待ちと言われたところもありました。(そう言われてしまえばもう行っても意味がないですが、)早くいくことで入園できる可能性が高まるので、まずは認証に向かいましょう。
そして、激戦区においては、認可保育園に落ちても、保育園に入れるように、認証の入園枠を確保しつつ、認可に申し込むことができれば、安心です。
私も、認証保育園に入園手続きをして、(入園金は無駄になりますが、保険料と思って割り切るしかありません)認可の結果待ちをしたので安心でした。
※認証と認可の違い
認可保育園:
園児当たりの保育士数や保育施設の施設等が国の基準を満たし、国の認可を受けた保育園です。自治体に入園申し込みを行い、自治体の基準で入園選考が行われます。保育料は、親の収入(住民税)によって決まります。
認証保育園:
東京都の基準で認証しています。園児当たりの保育士数や保育施設の広さ等が認可よりも緩いです。認可と違い、住民票のない自治体にある保育園にも申し込みができます。各園に入園申し込みを行い、選考も園独自で実施。預けるにあたって、認可のように就労も必須ではないです。保育料は認可よりも高い場合が多いですが、自治体から補助が出るので、結果的に認可よりも安く通えてしまう場合もあります。(私の自治体はそうです。知ったときは驚きました!)
ただ、認証保育園の見学に当たってはいくつか注意点があります。
認証保育園見学時の注意点
認証保育園の選考基準は園によって様々ですが、先ほど紹介したように先着順の場合、既に待っている方が多すぎて手遅れということもあります。
選考基準を事前に電話を確認して、入園できる可能性の高いところから優先的に見学に行かれてください。
また、認証保育園は、住んでいる自治体以外の園でも入ることができますが、園によっては、自治体の待機児童対策の一環として、園が所在する自治体の子供を優先する場合があります。
そのため、住んでいる自治体以外の園に見学に行く際は、注意が必要です。事前に電話で確認できるので、区外で入っている実績等を確認すると良いと思います。
逆に、住んでいる自治体の認証保育園なら入園できる可能性が高まるので、区民を優先してくれるところから先に見学に行くと良いと思います。
なお、認証保育園の中には、生まれた後でないと申し込みができない場合があるので、産休中に見学予定の方は、2度手間にならないよう事前に確認ください。
実際どのくらいの距離までなら通わせられるのか
私は認証保育園は電車の乗り換えのない範囲で区外の園もたくさん見学しました。
でも実際に通わせてみると、家と保育園は近いに越したことはない!と心から思います。電車通園になっていれば正直厳しかったと思います。
見学の頃は抱っこひもで行けても、子供が成長し、布団などの入った通園カバンもあるとなると、早々にベビーカーで通うことになるはずです。
ベビーカーならエレベーターのある出口を使わなければならず、予想以上に時間がかかります。
電車に乗ると風邪を貰うリスクも高まります。
そして、子供は電車に静かに乗っていられないことも多いので、親も子もかなりのストレスを抱えながら電車に乗ることになると思います。
そのため、電車の混み具合やエレベーターの整備状況にもよりますが、できれば電車に乗らずに行ける範囲で通える園を優先して見学されると良いと思います。
それに、保育園に行きだすと、本当に時間がありません。毎日の生活のルーチンをこなすのに精いっぱいになってしまうので、通園時間は短い方がいいです。
我が家の場合、家、保育園、両親の職場がすべて同じ区内で完結しています。
それでも、いつも時間に追われて通勤もお迎えも走ってしまうほどでしたし、仕事と家事をこなしていると寝る時間も遅くなってしまい、体調も崩しがちでした。
「体力が持たないから保育園の近くに引っ越した」という話もよく耳にします。
憶測ですが、高倍率の入園枠を抽選で勝ち抜いた認証保育園は家から通える距離だったので、保育園側も近い人を優先して選んでいるなかな。。。と思ったりもしています。
まとめ
育休初日となった8月中旬、近所の認証保育園に見学予約の電話をすると、「今度の4月ですか?既に300人待ちですがそれでもよければ見学にお越しください」。これから待ち受ける保活の厳しさを知った瞬間でした。
出産を経て、年末の認可保育園の申し込み締め切りまでの間に40園ほど見学しましたが、妊娠中や、乳幼児を連れての保育園見学は予想以上に体力を消耗し、大変でした。そして、入れるかどうかわからないので不安も付きまとい、精神的にもなかなかしんどかったです。
だからこそ、入園できる見込みがどれだけあるのかを事前に確認し、ぜひ、無駄なく”計画的に”見学の予定を組んでいただけたらと思います。
次回は、各保育園見学時の注意点を紹介させていただけたらと思います。