私にとって2回目の断乳、次男の断乳体験をご紹介します。
先の記事でも触れましたが、長男の断乳時はかなり苦労しました。
そのため、今回は母乳の生産量を始めから抑えようとミルクと母乳の半々の混合栄養にしようと決めていました。
次男のバースプランにまで「混合栄養希望」と書き、産院で相談していました。
でも結局、、、
胸が長男の時のことを覚えていて、産後翌日には助産師さんに「母乳よく出るね~。もうミルク足さなくていいね」と言われる状況に。
結局混合栄養は断念して、母乳だけで育てました。
そして、次男が7カ月になったとき、胸のトラブルを機に、断乳しました。
断乳して良かったと感じています。
今回は断乳を見据えて、1か月くらいかけて授乳量を減らしてから臨んだので、その結果と、断乳して良かった点をご紹介します。
断乳を迷われている方の参考になればとてもうれしいです。
目次
断乳を決めた理由
今回は、長男の時の失敗を踏まえ、復職前に断乳しようと決めていました。
もともと、保育園の慣らし保育が始まったら開始する予定でした。
でも実際は、それよりも1カ月早く断乳しました。
その理由は、6カ月を過ぎたあたりから、胸のトラブルが多くなったこと。
授乳後1時間、特に朝の授乳後、胸が痛いのです。
痛すぎて、イヤイヤ期の長男に冷静に対応できず、すぐイライラししまう自分がいました。
長男がはしゃいで胸にぶつかってきた時や、抱っこしている次男の手が胸に触れた時も痛くて、思わず「やめて!」と叫んでしまうほど。
このままだと、子供たちに笑顔で接することができなくなるし、信頼関係にも響いてしまうのではないか。と思うようになりました。
そのため、次男が6カ月になり離乳食を開始すると同時に、断乳を意識して、授乳回数を減らしました。
授乳回数の減らし方
それまで朝、昼、夕方、夜、寝る前の5回だった授乳を、徐々に減らしました。
最初は、昼をミルクに変えました。
慣れてきたころ、夕方もミルクに変えました。
その後、寝る前をミルクに変えようとしましたが、トラブルを起こしがちだった左胸が特に張るので、その時は左胸だけ授乳した後にミルクをあげることにしました。
最終的には、2回(朝は両胸授乳、昼ミルク、夕方はミルク、夜は授乳、寝る前ミルク+張っている場合は授乳)にしました。
助産師さんによると、断乳に向けて授乳量を減らす際は、1回に飲ませる量を減らすのではなく、授乳間隔を空けることがポイントだそうです。
左右の胸の調子が違えば、それぞれで考えても良いそうです。
なので、右胸だけでも間隔をあけられるのであれば、左だけ授乳して、右はスキップといった形でも問題ありません。
張りすぎて乳腺炎にならないように気を付けながら、胸の調子をみながら徐々に、間隔を空けていってください。
赤ちゃんを哺乳瓶に慣れさせる
次男は、産院で哺乳瓶を口にして以来、ずっと母乳だったのに、試しに哺乳瓶でミルクをあげると何の抵抗もなく完飲。
断乳に際し、赤ちゃんを哺乳瓶に慣れさせるのに苦労する方も多いと聞きますが、次男側は、断乳の準備は万全なようです。
7カ月を迎え、母乳を2回に減らせた時には、離乳食も進んで、体も順調に成長。
いざ、断乳開始です。
断乳スケジュール
また助産院にお世話になりましたが、次男が良く飲んでいることと、私の搾乳が下手なことを考慮して、長男の時よりも慎重な下記のスケジュールにしました。
断乳前日:乳腺炎予防のためのマッサージ。
断乳当日(1日目):朝の授乳を最後に断乳。
断乳2日目:夕方に助産院で搾乳。
断乳5日目:夕方に助産院で搾乳。
断乳12日目:助産院で搾乳。終了。
断乳の経過
断乳当日。もう人生で最後の授乳かなと、すごく寂しくなりながら、今までたくさん飲んでくれた次男に感謝して最後の授乳完了。
その後、胸はアイスノンで冷却し続けました。
食事はこんにゃく中心にカロリーを抑えました。
この日は胸の痛みには余裕があり、どちらかというと空腹が辛かったです。
断乳2日目
夜中から胸が痛みだし、夕方の搾乳まではパンパンに張ってずっと痛かったです。
搾乳してもらうと楽になりました。
断乳3日目
1日目と変わらず、ちょっと張っているかなといった感じです。
断乳4日目
また夜中から痛み出し、痛みは増すばかり。冷却も続けていましたが、夜にはもう動けなくなっていました。
昨日の搾乳って何だったんだろ?という感じ。
断乳5日目
長男の断乳2日目と同様にとても痛く、夕方、痛くて這うようにして助産院へ。
前日からの経過を話すと、「断乳後、最初に2日間あけるのはすごく辛い」とのこと。
「もうこれから楽になるよ」と言われ、半信半疑でしたが、本当にもう大丈夫でした。
振り返り
今回は慎重気味に断乳2日目に搾乳しましたが、結局、断乳後最初に丸2日あけたタイミングではかなり痛むので、2日目の搾乳はしてもしなくても大丈夫かもしれません。
自分で圧抜き程度の搾乳ができるのであれば、それで耐え、3日目に一気に助産院で搾乳してもらうのがベストと思います。
断乳までの授乳回数は、1日2回まで減らして臨んでも、結構痛かったです。でも1日4回だった長男の時よりはマシでした。
断乳が辛いかどうかは、その時点での授乳回数も重要だけれども、母乳が出やすい、乳腺炎になりやすいなどの体質によってかなり大きく左右されるのではないかと感じます。
断乳して良かったこと
長男と笑顔で思い切り遊べるようになりました。どんな動きも一緒にできるし、ぶつかってきたって平気です。
イヤイヤ期にも以前より寛大な対応ができるようになりました。
子供たちが胸の上に寝ても、痛みで跳ね除ける必要もなく、抱きしめられるのは幸せです。
授乳中は胸の張りや痛みで夜中に起きることもありましたが、断乳後はそんなことは当然なく、睡眠も十分に取れます。
それと、思考力が妊娠前の状態に戻ります。これは結構大きなメリットでした。
妊娠中〜授乳中って頭がぼーっとしてます。料理中とかも思いもよらないミスをしたり、物忘れも結構してました。でも、とりあえず本来の頭に戻りました。
コーヒーやお酒も気にせず飲めます。
授乳中は控えていたケーキや乳製品も好きなだけ食べることができます。
授乳できないのは寂しいけど、断乳して良かったなと感じることの方が多かったです。
まとめ
長男の時の失敗を踏まえ、妊娠時から断乳を見据えていたにもかかわらず、今回も結構大変でした。
自分の意思で授乳量を調節できるわけでも、子供の哺乳量を調節できるわけでもないので当然と言えば当然ですが、改めて、思い通りにはいかないものですね。
前回よりも断乳の痛みが少しはマシだった点を踏まえると、授乳量を減らしてから断乳するというのは、有効な対策だと思います。
ただ、授乳中に乳腺炎など胸のトラブルに見舞われやすかった方は、断乳の際も辛いかもしれないことを覚悟し、事前に助産院に相談するなどの対策を万全にされることをお勧めします。
母乳も大事ですが、それ以外の子供との関わりも大切と思うので、今回私は、トラブルを機に早めに断乳したのは正解だったと思っています。
新型コロナウイルスの影響で助産院に通いにくくなった点を踏まえても、いつ痛みだすかわからない状態で授乳を続けていたら、かなり不安だったと思います。
断乳って、勇気がいりますよね。寂しいですよね。
でも、断乳することのメリットもあります。
もし、不安や辛さを抱えながら授乳を続けている方がいたら、断乳も前向きに選択肢に入れていただけたらと思います。