かちばれブログ

0歳と2歳の息子を育てるワーママのブログ。子育て、保育園、仕事と育児の両立などについて情報共有していきます。いつになっても初めてのことだらけで小さな疑問に溢れる子育て。私の経験を共有することで、同じように奮闘するママのお役に立てたらと思います。

都内の保活② 保育園見学での注意点

保活が本格化する時期になりました。

前回の記事では保育園の見学を始めるにあたり準備すべきことについて記載しました。今回は各園を見学する際に注意すべき点について共有します。

 

私は、長男の保育園入園に向け、40園ほど見学にいきました。

登園時間が30分以内の園に限定しましたが、認証保育園は文京区、千代田区、新宿区、豊島区、江東区、台東区、練馬区と、広範囲の園を見学しました。

 

数多くの園を見学する中で、園によってルールが様々あり、それまで自分の中では常識だと思っていたことも、自分の思い込みで、しっかり確認しなければならないんだと気づかされることがいくつもありました。

そこで、保育園見学の注意点として、私が「こんなルールもあるんだ!」「確認してよかった」と思った点を共有させていただきます。

 

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クラス分けの仕方もいろいろ

保育園の見学をしていて、同じ学年の子供たちが同じクラスになるとも限らないことに気付きました。

いくつかの園では、3-5歳児で混成のグループをいくつか作っていました。

その一つの園では、理由を「社会に出れば同じ年の人たちがまとまって行動することもないので、保育園でも異年齢との交流があるよう配慮している」と教えてくれました。

 

グループ内の年長の子が年下の子を可愛がったり、けんかの仲裁をしたり、逆に年下の子は年長の子に憧れたりといったこともあるようで、子供たちにとっては良い刺激も多いようです。

 

異年齢混成クラスをどう感じるかは好みが分かれるかれる部分だと思いますので、そんなケースもあるんだ!と頭の片隅に置いておいていただけたらと思います。 

 

オムツにまつわる様々なルールがある(要確認!)

オムツについては、色々な噂を耳にしている方も多いと思います。

よくあるのが、使用済みオムツの持ち帰り。公立園で特に多いですが、一部私立でもあります。

 

紙おむつの補給方法も園によって様々です。

毎日数枚ずつ持参するルールになっている園がほとんどですが、袋単位で補給する園、通販で買って通販会社から園に直送してもOKな園もありました。

 

紙おむつではなく、布おむつの園もあります。その場合は、汚れた布おむつ洗濯は誰がするの確認が必要です。

 

また、通園後、部屋に入室前に親がおむつ交換をすることが必須の園もありました。そうなると毎朝保育園に着いてから結構時間を取られることになるので、注意が必要です。

 

オムツは2-4歳くらいまでの毎日の生活に関わります。特に、0歳で入園させる場合は、オムツが必要な期間が長いので、結構大事なチェックポイントになると思います。

 

 

冷凍母乳の持参可否、提供方法も園による

冷凍母乳を持参したいお母さんもいると思います。私も、息子が未熟児だったことにもあり、0歳の間は冷凍母乳を持参したいと思っていました。

ただ、衛生面の問題もあり、受け付けてくれないところもあるので、確認が必要です。

 

また、子供に提供する際に人肌に温めてくれるところがほとんどですが、中には、冷たいまま出すというところも。

冷凍母乳の持参可否を質問した際に「持参してもいいですけど、冷たいから飲まないことが多いですよ」と言われて、”そりゃ飲まないよ”と驚きました。

以降の園では提供する際に温めてもらえるかも必ず聞くようにしました。(当然、温めてくれるところがほどんどです)

 

認可保育園でも通常保育時間が異なる 

保育時間は通常保育と、夜の延長保育に分かれ、延長保育には追加料金が必要です。

ただ、通常保育の時間は園によって多少異なります。

夕方6時までか、6時半までか、会社員にとっては時短勤務にするかどうかに関わる意外と大きな違いですので、ご注意ください。

 

なお、延長保育については延長保育可能と書類に記載があっても、実際は「延長保育を利用している人は他にいないのでできるだけ避けてほしい」などと断られた例もあります。

延長保育を考えている方は、実績があるかどうかも確認ください。

 

遅刻の可否、お迎え前の寄り道可否も園による

認可園の保育の目的は両親の就労のため、原則は就労時間と通勤時間に預かってもらうことになります。

ただ、保育園のお迎えの前にスーパー等に寄ることさえも禁止している園もあります。延長保育にならない時間内であってもです。

親も病院に行ったり、スーパーに子供と一緒に行くのは大変なので先にササッと済ませたいという場合もあると思います。でも、園の方針次第ではそれができなくなるので、ご注意ください。

 

遅刻がどこまで許されるのかも園によってさまざまです。

どんな理由であっても10時以降の遅刻は認めないという園もあります。

そうなると、予防接種や検診に行ってから通園することができません。そのため、その日は片親が一日仕事をお休みしなければならなくなってしまいます。

ただでさえ風邪でお休みせざるを得ない日が多い中、予防接種で一日休みは辛いですよね。

 

息子の場合、未熟児フォローのために朝通院してから11時頃登園する日も多かったので、その度に会社を1日休んでいたら有給が足りなくなっていたところでした。

うちの園は、通院の場合はお昼までなら登園ができるので、半休で済み、非常に助かっています。

遅刻については入園後に他の園に通っている方から聞いて色んなルールがあると知りました。見学時に気を付けておけば、よりよいと思います。

 

ベビーカー置き場や、ベビーカー登園可能な時期も要確認

都内の場合、自転車置き場が無く、保育園に1日止めておくことができない園が多いです。中には、ベビーカーも置いておけない園もあるので、ご注意ください。

 

会社にベビーカーを持っていくのは大変だし、送り迎えの前後に家にベビーカーを置きに行くのも時間のロスが大きいですよね。

だいたいの園がベビーカーは大丈夫と思いますが、念のため確認されると良いと思います。

 

また、何歳までベビーカー登園が可能かも、園によってルールが異なるので、気になる方はご確認ください。

 

まとめ

保活を始めるまで、全く知らなかった保育園事情。

園によって教育方針やルールは本当に様々で驚きました。

でも保育園のルールは毎日の生活に関わってくるので、気になる点はしっかり確認ください。

 

先生たちとの相性もあると思うので、ぜひ見学の際に先生方と色々お話をされてみてください。

きっと、「ここの先生方にぜひわが子をお願いしたい!」と思えるような園が見つかると思います。

 

私は息子たちを通わせている園がとても気に入っていて、保育園のおかげで息子が笑顔で過ごせているといっても過言ではなく、保育園には足を向けて寝られないほどです。

 

 ぜひ素敵な保育園と出会え、お子さんも親御さんもご機嫌な保育園生活が遅れることを願っています。

 

 

都内の保活① 保育園見学前に確認すべきこと

9月になりました。そろそろ保活が本格化する時期ですね。

 

私は、息子を0歳で都内の認可保育園に入れることにしましたが、事前に認証と認可を合わせて40園ほど見学しました。

ただ、見学や申し込みのルールについて知らなかったことも多く、大変な思いをたくさんしました。

そこで、今回は保育園見学に当たり事前に確認すべき事項や、注意すべき事項を共有させていただきます。

 

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保活プランをたてるにあたって・・・どこで戦うかを決めよう!

 待機児童数を確認する際の注意点(本当にここで戦えるのかを慎重に見極める)

何歳で保育園に入れるかを考える際に、待機児童数を参考にされると思います。

待機児童数は、各自治体が公表していて、訪問や電話で確認できます。

ただ、自治体によって「待機児童」の定義が異なるのでご注意ください。

 

例えば、保育園に入園できなかったため、育児休暇を延長した人が、待機児童にカウントされない自治体もあります。

単純に待機児童が少ないから大丈夫と思っても、もしかすると、上記のような隠れ待機児童が多い場合もあります。

 

公表数のみならず、区役所に電話するなどして実質的な待機児童数を把握し、自分の戦略(1歳で入れても大丈夫か、認証は申し込まなくて大丈夫かetc.)を判断していくことが重要と思います。

 

自治体に確認して、これは絶対無理だ!となったら、引っ越すのもアリ!です。実際知り合いで、保育園のために違う自治体に引っ越したを何人も知っています。 

 

なお、一度入園して、生活スタイルができると引っ越しは困難ですので、通園・通勤時間をシミュレーションして厳しければそこでも引っ越しも視野に入れて検討してみても良いと思います。 

 

保育園には、何歳(0歳?1歳?)で入れるか

何歳で保育園に入れるのかによって戦略はかなり変わってきます。

多くのお母さんが悩まれる点だと思いますので、私なりに感じていることをまず共有します。

 

育休制度上、おそらく多くの方が0歳か1歳のどちらかで預けることになると思います。 

できれば、1歳で預けたいですよね。

可愛いわが子を0歳で預けるのは寂しいし、0歳は”初めて”寝返りしたり、”初めて”歩いたり、”初めて”喋ったり。。。1度しかない初めてをできるだけ自分で見たいと思うお母さんは多いと思います。

 

おじいちゃんおばあちゃん世代から「0歳で保育園に入れるなんてかわいそう」と言われることもあると思います。私も言われました。

 

もちろん、私も本音は1歳で入れたかったです。でも、待機児童になって仕事を続けられなくなったら、親も子も幸せに過ごせません。なので、安全圏の0歳入園を選択しました。

 

実際のところ私の自治体では、両親が会社員でフルタイムなら、0歳児の入園はほぼ大丈夫と思われます。しかし1歳は、募集枠が圧倒的に少ないので、倍率が高く、激戦となっています。

(ただ、自治体によっては生後6か月からしか入れられない園ばかりのところもあり、逆に0歳入園が厳しいところもあるので、自治体の特性をご確認ください)

 

泣く泣く入れた0歳クラス。結論としては「0歳で保育園に入れて良かった!」です。

理由は、

①子供の成長の喜びを保育園の先生方と一緒に共感でき、成長の喜びが倍増したこと。

②子供が、同じクラスの子供達から良い刺激を受けながら成長することができたこと。

③子供が、ママ以外にも信頼できる人が世の中にたくさんいることを早くから知れたこと。

挙げればきりがないけれど、上位3つを上げるとすれば上記でしょうか。

子育てに関する疑問や悩みを保育園の先生に相談できることも大きいです。

 

ということで、私は0歳クラスで入れたことを、後悔はしていません。

悩んでいる方もとりあえず、保育園見学に行かれて園児たちの様子を見たり、先生と話してみたりした後に、0歳で入れるかどうか結論を出しても良いかもしれません。

  

 

認証と、認可どちらから見学に行くべきか

まずは認証保育園から見学に行かれることをお勧めします。

理由は、認証の場合、見学しないと申し込みを受け付けてもらえないところが多く、かつ、先着順で入園を受け付ける認証保育園もあるからです。

私が行った中では、8月の時点で翌年4月の6人の0歳児入園枠が300人待ちと言われたところもありました。(そう言われてしまえばもう行っても意味がないですが、)早くいくことで入園できる可能性が高まるので、まずは認証に向かいましょう。

 

そして、激戦区においては、認可保育園に落ちても、保育園に入れるように、認証の入園枠を確保しつつ、認可に申し込むことができれば、安心です。

 私も、認証保育園に入園手続きをして、(入園金は無駄になりますが、保険料と思って割り切るしかありません)認可の結果待ちをしたので安心でした。

 

※認証と認可の違い

認可保育園:

園児当たりの保育士数や保育施設の施設等が国の基準を満たし、国の認可を受けた保育園です。自治体に入園申し込みを行い、自治体の基準で入園選考が行われます。保育料は、親の収入(住民税)によって決まります。

 

認証保育園:

東京都の基準で認証しています。園児当たりの保育士数や保育施設の広さ等が認可よりも緩いです。認可と違い、住民票のない自治体にある保育園にも申し込みができます。各園に入園申し込みを行い、選考も園独自で実施。預けるにあたって、認可のように就労も必須ではないです。保育料は認可よりも高い場合が多いですが、自治体から補助が出るので、結果的に認可よりも安く通えてしまう場合もあります。(私の自治体はそうです。知ったときは驚きました!)

 

ただ、認証保育園の見学に当たってはいくつか注意点があります。

 

認証保育園見学時の注意点

認証保育園の選考基準は園によって様々ですが、先ほど紹介したように先着順の場合、既に待っている方が多すぎて手遅れということもあります。

選考基準を事前に電話を確認して、入園できる可能性の高いところから優先的に見学に行かれてください。

 

また、認証保育園は、住んでいる自治体以外の園でも入ることができますが、園によっては、自治体の待機児童対策の一環として、園が所在する自治体の子供を優先する場合があります

そのため、住んでいる自治体以外の園に見学に行く際は、注意が必要です。事前に電話で確認できるので、区外で入っている実績等を確認すると良いと思います。

逆に、住んでいる自治体の認証保育園なら入園できる可能性が高まるので、区民を優先してくれるところから先に見学に行くと良いと思います。

 

なお、認証保育園の中には、生まれた後でないと申し込みができない場合があるので、産休中に見学予定の方は、2度手間にならないよう事前に確認ください。

 

実際どのくらいの距離までなら通わせられるのか

私は認証保育園は電車の乗り換えのない範囲で区外の園もたくさん見学しました。

でも実際に通わせてみると、家と保育園は近いに越したことはない!と心から思います。電車通園になっていれば正直厳しかったと思います。

 

見学の頃は抱っこひもで行けても、子供が成長し、布団などの入った通園カバンもあるとなると、早々にベビーカーで通うことになるはずです。

ベビーカーならエレベーターのある出口を使わなければならず、予想以上に時間がかかります。

電車に乗ると風邪を貰うリスクも高まります。

そして、子供は電車に静かに乗っていられないことも多いので、親も子もかなりのストレスを抱えながら電車に乗ることになると思います。

 

そのため、電車の混み具合やエレベーターの整備状況にもよりますが、できれば電車に乗らずに行ける範囲で通える園を優先して見学されると良いと思います。

 

それに、保育園に行きだすと、本当に時間がありません。毎日の生活のルーチンをこなすのに精いっぱいになってしまうので、通園時間は短い方がいいです。

 

我が家の場合、家、保育園、両親の職場がすべて同じ区内で完結しています。

それでも、いつも時間に追われて通勤もお迎えも走ってしまうほどでしたし、仕事と家事をこなしていると寝る時間も遅くなってしまい、体調も崩しがちでした。

「体力が持たないから保育園の近くに引っ越した」という話もよく耳にします。

 

憶測ですが、高倍率の入園枠を抽選で勝ち抜いた認証保育園は家から通える距離だったので、保育園側も近い人を優先して選んでいるなかな。。。と思ったりもしています。

 

まとめ

育休初日となった8月中旬、近所の認証保育園に見学予約の電話をすると、「今度の4月ですか?既に300人待ちですがそれでもよければ見学にお越しください」。これから待ち受ける保活の厳しさを知った瞬間でした。

 

出産を経て、年末の認可保育園の申し込み締め切りまでの間に40園ほど見学しましたが、妊娠中や、乳幼児を連れての保育園見学は予想以上に体力を消耗し、大変でした。そして、入れるかどうかわからないので不安も付きまとい、精神的にもなかなかしんどかったです。

 

だからこそ、入園できる見込みがどれだけあるのかを事前に確認し、ぜひ、無駄なく”計画的に”見学の予定を組んでいただけたらと思います。

 

 次回は、各保育園見学時の注意点を紹介させていただけたらと思います。

コロナ×猛暑下での乳幼児の遊び方

残暑が続いていますね。

去年は1歳の息子を毎週末じゃぶじゃぶ池や川、夏祭りに連れ出していましたが、今年はコロナで外出もままならず。

かと言って狭い都会の家におもちゃを買い込むわけにも行かず…

元気の有り余った子供との過ごし方、皆様悩まれていると思います。

 

我が家でヒットした安価で場所をとらない真夏の遊び方をご紹介します。

都会での真夏の子育てにお役立ていただけたらと思います。

 

 

 

布団でアスレチック

布団を重ねて階段にしたり滑り台にしています。

保育園で0歳児が、柔らかいマットでできた段差や滑り台の上をハイハイして遊んでいるのを家でも布団で真似してみました。

結果、2歳児も0歳児も大喜び。走ったり、転がったり、ハイハイしたり、ボールを転がしたりしてみたりと大はしゃぎです。

 

作り方は簡単で、3つ折りのマットレスを1か所だけ折って、残りは滑り台のように垂らしたり、マットレスを高さを変えて2つ並べるだけ。

頭から落ちても大丈夫なように(+下の階への防音対策として)、敷布団の上に設置しています。

本当は室内用のアスレチックや滑り台を買ってあげたいところですが、我が家ではそんなスペースもないので、これで妥協。。。。

家にある布団で出来るので、良かったら試してみてください。

子供たちの運動不足やストレス解消にもなっておススメです!

 

 

ボールプール

ボールプールはこれまで、保育園や児童館などにある特別な存在でした。でも、最近、ボールプール用のボールが100円ショップで10コ100円で手に入るんです!!

 

我が家ではボールを使わなくなったベビーバスに入れて、即席ボールプールにしています。

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子供はもれなくボールプールが大好きなようで、2歳児も0歳児も大喜び。

0歳児はボールが転がるのが面白いらしく、床で転がして一人で爆笑したりもしています^^

 

 

お風呂で水遊び

お庭があれば家庭用プールで遊ばせてあげたいところですが、我が家にはスペースがないのでお風呂場が水遊び場所です。

洗面器や水鉄砲、お砂場遊びセット(バケツ、スコップ、熊手など)を使って遊んでいます。

時には水風船や、水に濡らすと動物の形になるスポンジ、シャボン玉などを登場させ、マンネリ化防止の工夫をしています。

 

2歳児は水鉄砲などで遊ぶほか、洗面器の水を頭から被って叫んだり、、、自分でどんどん遊び方を発明し、親が止めるまで何時間でも遊んでいられそうな様子です。

0歳児も洗面器の水に手のひらをぶつけてバシャバシャと水が跳ねる様子を奇声を上げながら楽しんでいます。

 

思い切って公園へ

暑いけれど、水筒を持って思い切って公園へ出かけるのも気持ちいいです。

いつも混んでいる公園でも、真夏の昼間はほぼ貸し切り状態。5月頃は密だったのに、8月は休日でさえ他に子供がいたことはありませんでした。

 

暑くて汗びっしょりになりますが、木陰のある公園を選び、こまめな水分補給に気をつければ、体調を崩さずに遊べています。

やっぱり外遊びは楽しそう。ソーシャルディスタンスを保って自由に遊ばせてあげられるので、親も清々しいです。

 

外で遊ぶともれなくお昼寝もたっぷりしてくれるのは、親にとっては大事なポイントでもあります。

どうしてもママの一人時間が欲しい時は、急がば回れの精神で午前中は子供たちを公園遊びに連れて行って、2時間のお昼寝タイムを活用しています。

 

コロナ対策のため、外から帰ってきたら手洗いやうがいも忘れずに。我が家は帰宅後は必ずシャワーを浴びます。(今の時期、汗をかきすぎてシャワーを浴びずにはいられないとは思いますが💦)

 

まとめ

うだるような暑さもコロナも関係なく、子供たちは毎日朝から元気いっぱい。

無邪気な姿は見ていて嬉しいけれど、熱中症の危険もあるし、コロナは心配だし、親は毎日どう過ごそうか本当に悩ましいですよね。

 

子供が子供らしく遊べる環境の確保と、感染防止を両立できるようなアイディアを共有しあって、この時期を何とか乗り越えていけたら嬉しいです。

 

我が家の事例もそんな一例として、同じ境遇の親御さんにとって少しでもお役立ていただけたらと思います。

コロナ禍での小児科入院

0歳の息子がコロナ禍に風邪で入院しました。

「コロナで子供が入院すると辛い」という話はよく聞きます。

幸い息子はコロナではなかったものの、コロナ禍の厳戒態勢下での入院生活となりました。

息子はこれまで幾度も入院をしていますが、今回ばかりは通常の入院とは異なる点がたくさんありました。

コロナ禍の入院生活の特徴や、付き添いに必要だと感じたものなどをご紹介します。

 

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目次

 

コロナ禍での外来診察&入院の特徴

0歳の息子がまた2歳の兄から風邪を貰いました。

鼻水から始まり、呼吸が苦しそうになり自宅では手に負えなくなってきたのでかかりつけの病院に向かいました。

 

風邪症状があればコロナの可能性ありとのことで、小児科の一般外来とは隔離された場所で診察となります。

マスクと防護服、防護メガネ、防護頭巾をかぶって完全防備した先生と看護師さんによる診察。息子は怖がって、聴診器を当てられるだけで大泣きでした。

 

診察の結果、入院が決定。

入院前にはいつもRSウイルスやアデノなどの感染症が無いかどうかの検査をしますが、今回はコロナの検査を追加で実施しました。

コロナの検査は息子だけでなく、付き添い入院する親も受けます。

インフルエンザの検査と同様、鼻の奥に長い綿棒のようなものを入れて検査します。

「痛いですよ」と言われましたが、むず痒い程度でした。

何もわからない0歳児は、当然、大泣きしながらの検査。暴れると痛そうですが、仕方ありません。

 

病室に向かうと、「検査で陰性が確認されるまでは部屋から出てはいけません」とのこと。

息子は病院食が出ますが、付き添い者には出ないので、検査結果が出るまでの2食分の食事を急いで病室に向かう途中の売店で買い込みました。

 

病室では様々な検査や処置がありますが、入室してくる先生や看護師さんは全員防護服を着ています。

息子は人が入ってくるたびに怯え、泣き叫んでいて、見ていて辛かったです。

 

数時間後、コロナ陰性が判明しました。

それでも、通常の入院生活と異なり、毎朝、付き添い者の検温や体調報告があります。

そして、付き添い者が買い物等で外出できるのは、病院内の指定された売店1店のみというのが通常と大きく異なります。

普段なら病院外にも出ることができましたが、今回はそれ以外の店には行くことができないので、調達できる入院グッズも限られます。付き添い者は食事も、毎日同じ店(小さなコンビニ)の弁当を食べることになります。。。

 

入院の可能性があれば持参したほうがよいもの

結論から言うと、下記のものが最低限必要と感じました。

入院中に追加する必要はありますが、とりあえず入院の可能性のある外来時に最低限持参した方が良いものです。

オムツ1日分、お尻拭き

子供の着替え2回分

1回分のミルクと哺乳瓶

ティッシュ

子供が安心できるもの(おしゃぶり、ねんねタオルなど)

携帯充電器

 

 

一つずつ理由を解説します。

 

オムツ1日分、お尻拭き、子供の着替え2回分

普段の入院では、必要なものは売店で買えばよいのですが、コロナ禍では、コロナの陰性が確認できるまで病室から出られません。

どうしてもという時は看護師さんに頼むこともできますが、ただでさえ忙しそうなのに頼むのは気が引けます。そのため、1日分のおむつと着替えがないと困ると思います。

着替えは具合が悪いと吐き戻しがあったり、下痢をして服が汚れることもあるので、最低2組はあったほうが良いと思います。

 

1回分のミルクと哺乳瓶

 哺乳瓶は入院先で提供してもらえるならなくても大丈夫ですが、私の入院した病院は哺乳瓶は持参しなければなりませんでした。

風邪で弱っていて離乳食を普段通り食べられない息子に、哺乳瓶が無いからとミルクを与えられないのは本当に不安です。

入院病棟に移る前の外来での待ち時間にもこまめな水分補給ができた方が安心なので、哺乳瓶と粉ミルク、お湯を持参すると良いと思います。

 

ティッシュ

ティッシュは何かと便利です。

ポケットティッシュでもいいですが、できれば箱ティッシュ(おススメはかさばらないビニールに入ったBoxティッシュ)があると、食べこぼしや、鼻水、嘔吐、何でも対応できて便利です。

息子も夜中に突然咳と同時にミルクを噴水のように吐いてしまい、ティッシュが大活躍でした。

 

 子供が安心できるもの(おしゃぶり、ねんねタオルなど)

子供が安心できるものについては、もしもこれがあれば落ち着いてくれる!orこれが無いと寝られないといったグッズのあるお子さんであれば、持参することを強くおススメします。

病室に来てくださる防護服を着た先生や看護師さんに怯えている息子を見る度、少しでも落ち着かせてあげられる何かがあればと感じました。

赤ちゃんは環境変化に敏感で、病室では夜もなかなか寝付けないので、寝るときにいつも使っているタオルなどもあれば落ち着くと思います。

 

なお、コロナの検査結果が出るまでは病棟のキッズルームにあるおもちゃなどを借りることもできません。本でもぬいぐるみでも、ベッドの上で安心して触っていられる何かを持参されると良いと思います。

 

携帯充電器

家族等との連絡がとれなくなるととても困るので、携帯電話の充電器もあると安心だと思います。

私は今回、病院の電波があまりよくなく電池の消耗が早いうえ、夫や保育園など方々に電話をしていると、あっという間に電池がなくなってしまいました。

たまたまかもしれませんが、これまでに入院したことのある3つの総合病院はすべて電波があまりよくなかったので、電池の消耗は激しかったです。。

 

以上が最低限必要と感じたものです。

勿論翌日までにおむつや着替えの追加、親のお泊りグッズなどを用意する必要がありますが、入院になるかどうかわからない外来に入院グッズ一式を持参するのも大変ですし、準備している時間もないと思うので、とりあえず、最低限のものだけ持参できれば何とかなると思います。

 

なお、追加で持参が必要なグッズについては、入院時に貰う「入院のしおり」みたいなものに書いてあるので、それを参考に準備できれば良いのかなと思います。

 

それと、小さな赤ちゃん特有の便利グッズとして、「靴下」を一足持参されることをお勧めします。

入院中は血中酸素濃度測定のために足の指に小さなセンサーを取り付けるのですが、赤ちゃんは手を伸ばしたり、もう一方の足を使って器用に自分で外してしまします。(外れると血中酸素濃度等がわからなくなりますし、そのたびにナースコールを押すのも申し訳ないです。)

息子は過去の入院時、1日に10回以上外してしまい、看護師さんも親も大変困りました。

 

↓センサーはこれです。(NONINホーム―ページより)

 

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センサーを付けた足に靴下を履かせると多少外れにくくなり、便利です。

  

 

まとめ

コロナ禍での入院。普段の入院生活とは異なる点がたくさんでした。

病棟でいつも出迎えてくれる看護師さんの笑顔も防護服で見えず、息子にとってはかなりの試練となってしまいました。一時外出ができないなど、付き添いする親にとってもなかなか制約が大きいと思います。

 

コロナ対策をしてどんなに気を付けていても、特に小さい子の場合、風邪をひいたり、病気になることはあると思います。そんな時、病院に向かう際に参考にしていただき、少しでもストレスなく入院生活を送ることができれば嬉しく思います。

 

最後になりましたが、コロナの可能性もある息子に真摯に対応してくださった先生や看護師さんには心より感謝申し上げます。

コロナが1日も早く収束することを祈るばかりです。

 

ヘルプ症候群になったら次の子は諦めたほうがいいの?

第1子妊娠時に、HELLP症候群になりました。

HELLP症候群は再発のリスクがあります。

母子ともに死に至る恐れすらあるHELLP症候群。

第一子は無事未熟児フォローを終えましたが、その後、第2子を望んでいいのか、とても悩みました。

 

きっと同じように悩まれている方は多いと思います。

私は、どうしても子供が2人以上欲しかったので、リスクを知りながらも諦められず、第2子を出産しました。

 

再発の不安と向き合いながらの妊娠生活。怖かったけれど、産科の先生たちに支えられながら何とか乗り切りました。

 

妊娠の経過と、注意した点をご紹介します。

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HELLP症候群は再発するのか

溶血、肝酵素上昇、血小板数減少が起きて、母体、胎児ともに危険な状況に陥るHELLP症候群。

発症率は全妊娠の0.1-0.8%といわれています。

発症のリスク要因は、妊娠高血圧腎症やHELLP症候群の既往があること、HELLP症候群になった患者の姉妹や子供、種々の遺伝子異常などです。

つまり、1回目でHELLP症候群になった人は、再発のリスクがあるということです。

 

私は再発について先生に相談したところ、「再発するかどうかは、データが少なすぎてわかりません」とのこと。

特に、私のように妊娠高血圧症候群を合併しなかった例は、ただでさえデータの少ないHELLP症候群のなかでも1割程度らしく、その患者さんがどれくらい再発するのかといったデータは分析されていないようです。

 

ただ、次の子を諦めるべきかについては、先生は「リスクを踏まえて検診などしていけばよいので、諦めなくてもいいと思います」と言ってくださいました。(第一子出産直後から不安で何人かの先生に相談しましたが、皆同様に前向きな回答でした)

  

HELLP症候群の予防方法

予防として、リスクのある妊婦に、低用量のアスピリンを服用する「低用量アスピリン療法」や、カルシウムを服用する「カルシウム補充療法」の研究がされているそうです。

ただ、まだ、予防法としては確立していないそうです。

 

私の通った産院では、「低用量アスピリン療法」をやっていました。

 

有効な予防法がないということで、 症状が出たらすぐに対処することが重要とのこと。

しっかり検診をして、異常がないかどうか、チェックしていくことが大事なようです。 

 

注意すべきこと

血圧に注意

HELLP症候群は妊娠高血圧症候群を合併することが多いです。

そのため、高血圧になっていたら、注意が必要です。

 

具体的には、最高血圧140㎜Hg以上が続くと要注意。

 

私は検診時以外にも、毎日家で血圧を測定していました。

継続して140を超えたら、病院に連絡するように言われていました。

 

もちろん、塩分の取りすぎを防止するなど、高血圧を防ぐ生活をすることも心掛けると良いと思います。

 

できるだけ緊急帝王切開可能な病院で検診を

私は妊娠12週以降は、いつでも帝王切開が可能な大学病院でフォローすることになりました。

HELLP症候群は発症したら基本的に、妊娠の終了=緊急帝王切開が必要です。

緊急帝王切開が必要になったときにすぐに実施してもらえる病院で普段から検診を受けていれば、妊娠経過の情報が蓄積されているので、帝王切開時にも安心だと思います。

大学病院であれば、HELLP症候群の症例も経験があるので、その点でも心強いです。

 

なお、大学病院の場合、毎回診察する先生が違うケースも多いと思うので、毎回「前回ヘルプになりました」と念のため口頭でお伝えするといいと思います。

 

私はカルテに書いてあるかなと油断していたところ、診察の終わりかけに先生が気付き、「前回のことがあるならもう少し詳しく見ましょう」とエコーをやり直したことがあります。

 

28週以降は検診はこまめに受ける

HELLP症候群の発症は妊娠28週以降が殆どです。

私は28週を過ぎてからは、1週間おきの検診となりました。

 

もし再発した場合、兆候にいち早く気づき、対処するしかありません。

大きなお腹を抱えて毎週病院に通うのは大変ですが、お腹の子と自分の命のため、そして、自分の体に何かあって上の子が寂しい思いをしないように、頑張ってこまめな検診を受けてください。

 

もしもの時の対策を周到に

HELLP症候群が再発してしまった時のために、自分の入院中に上の子の保育園の送り迎えをしてくれる人を確保するなど、もしもの場合にも備えておくことも大切です。

 

私は送り迎えには地域のファミリーサポートを利用しました。

基本的に近くに住んでいる方がサポートしてくれることになります。

私の場合は息子の保育園のルールにも精通している方が担当してくださり、とても心強かったです。料金も1時間800円と安価で利用でき、助かりました。

 

長期入院や緊急手術になったときに上の子の面倒を見てもらえるよう、ベビーシッターなどを予め利用し、信頼できる預け先も確保しておくと良いと思います。

私はキッズラインというサービスを利用しました。

シッターさんと息子が楽しそうに過ごしている姿を見て安心できましたし、一度利用しておくと次回の予約はスムーズにできて良かったです。

 

緊急時はパパの協力も不可欠ですので、事前に勤め先に妻の出産にリスクがあることを伝え、駆け付けてもらいやすい状況を整えておくことも必要です。

上司に妻の妊娠中のリスクを伝えるのはかなり勇気がいることとは思いますが、いきなり早退や休みをとることになり迷惑をかけるよりはいいのかなと思います。

念のため私は、夫自身の仕事においても、もしもの時に備えてできる限り誰かに仕事を引き継ぎ可能な状況で仕事を進めておいてもらえるよう、お願いしていました。

 

HELLP症候群にならなくとも、出産はとにかく何があるかわかりませんので、異変が起きたらすぐ対処できるような体制を整えておくと安心です。

 

 

私の第2子妊娠の経過

12週の時点で、少し子宮への血流量が減っており、HELLPの兆候かもしれないとのことで、低アスピリン療法を検討しました。

ただ、最終的には、薬物アレルギーの既往があるため、リスクを考慮して見送りました。

 

そのため予防はできませんでしたが、毎回の検診ではエコーで胎児だけでなく子宮の状況も丁寧に見ていただき(診察にはいつも40分くらいかかっていました)、血液検査もこまめに実施していただきました。

第一子の時は血液検査でHELLP症候群であることに気付いてもらえたので、血液検査で肝機能値等に問題ないことを確認できれば、安心です。

 

そして、結果的には何の問題もなく、予定帝王切開日に出産しました。

初めての臨月を迎えたときは、すごく嬉しかったです。

 

出産後も48時間はHELLP症候群再発のリスクが高いので、血圧等をこまめに確認いただきました。血液検査もしてもらい、異常ありませんでした。

 

問題なく産後5日で退院。

前回は未熟児の子供をGCUに預けて退院したので、子供と一緒に退院できるのはとても嬉しかったです。

 

余談ですが、、、よく聞かれるのですが、帝王切開を2回しても、お腹にできる傷口は一つです。表面は1つですが、子宮の筋肉は同じ場所を2度切ると薄くなるので、別の場所を切っているそうです。外から見ても全く分かりません。

 

 

まとめ

第2子以降の妊娠は、上の子のことを考えると、下の子の出産で自分が絶対に死ぬわけにはいかないという気持ちが強いですよね。

私も、1歳の我が子を見ながら、既にこんなにかわいい子がいるのにハイリスクな体で第2子を望んでいいのか、すごく悩みました。

 

でも、リスクを把握したうえで、自身の体調変化に注意して生活し、病院でこまめに検診を受け、不安なことがあれば都度先生にも相談することで、無事、第2子を出産することができました。 

 

子供達が2人で楽しそうに遊んでいる姿を見ると、勇気を出して2人目を産んで良かったと心から思います。

 

同じような状況で悩んでいる方はぜひ、一人で悩まず、信頼できる産婦人科の先生に相談されてみてください。

そして産むことを決意したら、できる限りの備えをして、少しでも安心して出産に臨んでいただけたらと思います。

 

 

最後になりましたが、私はハイリスクな出産を支えてくれた産院のスタッフの方々、そして産前産後の生活をサポートしてくださった上の子の保育園の先生方や、ファミリーサポート、ベビーシッターの方々に心から感謝しています。

 

本記事を読んでくださった妊婦さんが、安心して出産を迎えられますことを心から祈ってます。

未熟児を産む〜シナジスと未熟児網膜症

妊娠34週、1,843gで息子を出産しました。

突然の出産で、未熟児について何の知識も心構えもなく始まった子育て。

 

生後間もなく19日間を過ごしたNICUとGCUでは、先生方から、未熟児で生まれたことによる様々なリスクについて説明を受けました。

哺乳の力が弱いことや、免疫機能が弱いこと、黄疸が出やすいことなど。

その中で、特に困惑したのが、シナジスと、未熟児網膜症です。

 

シナジスは、「受けますか?」と決断を迫られましたが、正直、「何それ?」という状況。内容を理解できてからも、注射を受けるわが子を見るのは毎回辛かったです。

 

でも、今は、シナジスを受けられてよかったと心から思っています。

 

知らない医療用語に囲まれ、いろいろな決断を迫られた未熟児子育て。

同じような状況を経験された方の体験談に助けられたので、私も誰かのお役に立てたらと思い、実際に受けたケアとその感想をご紹介します。

 

目次

 

シナジス

シナジスって何?

風邪の原因となるウイルスの中で、乳幼児が特に重症化しやすいものの1つにRSウイルスがあります。

ほとんどの子供が2歳までに一度はかかるといわれているくらい、身近なウイルスです。(私は子供ができるまで知りませんでしたが)

 

大人がかかっても、軽い鼻かぜ程度のことが殆どですが、赤ちゃんがかかると高熱、鼻水、せきなどが出ます。重症化すると肺炎や気管支炎を起こします。

 

早く生まれてきた赤ちゃんは、母体から受け取った抗体が少なくて免疫が弱いうえ、呼吸器の機能も未熟なため、RSウイルスにかかると重症化しやすいといわれています。

 

その、RSウイルスの重症化を防ぐのがシナジスです。

 

体内でウイルスが増殖するのを防いでくれる薬で、ワクチンではありません。

効果は1カ月。

つまり、流行期(10月〜4月)は毎月注射しなければなりません。

 

体重1 kgあたり15 ㎎を太ももの筋肉内に注射します。

そのため、子供の成長とともに薬の量が増え、最初は1本ですが、大きくなってくると1回に2本(両足)への接種が必要になってきます。

 

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先生から説明を受けたとき、「毎月筋肉注射⁉ 痛そう!かわいそう!」というのが最初の感想でした。

でも、 正直なところ受けないという選択肢は無さそうでしたし、肺炎になるのは怖いので、受けることにしました。

 

筋肉注射ということでドキドキしながら毎回通院しましたが、息子は注射の瞬間は泣くものの、予防接種の時と同様の反応で、特別痛がることはなかったです。

注射後はすぐにケロッとして帰宅していました。 副反応も特になかったです。

 

RSウイルスの脅威

実際に、息子はシナジスの接種が終了した3か月後、0歳11カ月の時にRSウイルスにかかりました。

保育園で流行っていたようで、もれなく貰ってきました。

 

39℃を超える高熱が出て、呼吸をするたびにするヒューヒューと苦しそうな音がします。即入院でしたが、RSウイルスに対する特効薬はないので対処療法。なかなか症状がよくならず、数日間は辛くてまともに眠ることもできず、泣き続けていました。

見ていて本当に辛かったです。

 

結局2週間入院しました。

細菌感染も合併していたので点滴で抗生剤を投与し続けました。

モクモクと薬の蒸気を吸う吸入も日に4回します。

辛そうだったのが、鼻の吸引。鼻からチューブを入れ、喉の奥の痰をとります。とても不快なようで、チューブを見る度毎回大暴れし泣き叫んでいました。これを1日4回、多い時は8回くらいやりました。

 

子供はもちろん、付き添いの親もへとへとになりました。

因みに、付き添った両親と祖母ももれなくRSウイルスを貰い、軽い鼻風邪になりました。

 

息子は2週間の入院ですっかり元気になりましたが、その後も風邪をひく度に気管支に軽い炎症が起きてしまい、呼吸が苦しそうな状態が続きました。

RSウイルスが気管支に相当なダメージを与えたようです。

 

「シナジスはこれを回避する薬だったのか!」と気づきました。

「あの時、打っておいてよかった!」と心底思いました。

 

シナジスの適応

未熟児だからといって、全員がシナジスが必要になるとは限りません。

 

2020年7月現在、シナジスは早産時に対して下記の適応があります。

出生時の妊娠週数が28週以下で、流行期間(秋から春)に12か月以下の乳児

出生時の妊娠週数が29〜35週で、流行期間(秋から春)に6か月以下の乳児

※早産以外にも適応になる疾患はあります。

 

対象になっている場合は、痛くてかわいそうではなく、苦しい肺炎を回避できる!と思って、打って貰うことをお勧めします。

 

なお、医療制度で助成されるので気づきにくいですが、シナジスは最低の50mgでも 7万6819円(2020年7月現在)と大変高価な薬です。

 

未熟児網膜症

未熟児網膜症って?

赤ちゃんの網膜は在胎36週頃に完成します。

臨月になるのが37週。本当にギリギリなのです。

 

それより早く生まれてきた場合は、網膜の血管が途中までしか伸びていない状態で生まれ、生後に成長することになります。

しかし、安定したお腹の中と違い、外界では網膜の血管が異常な方向に増殖してしまうことがあり、視力障害を引き起こしてしまうのです。重症な場合は失明に至ります。

 

在胎週数が少ない赤ちゃんほど発症しやすく、特に、肺が未熟なために生後保育器で酸素を大量に必要とした赤ちゃんはなりやすいそうです。

 

赤ちゃんの眼底検査

34週で生まれた息子は、検査の結果、網膜が完成しきっていないことがわかり、経過を観察するため、月に一度のペースで検査をしました。瞳孔を開く眼底検査です。

 

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この眼底検査。大人でも瞳が全開の状態で光を当てて検査されるのは辛いですが、目的を理解できない赤ちゃんはもっと辛そうです。

 

まず目薬で瞳孔を開きます。その後、先生が網膜を直接見て診察します。

ただ、診察中、赤ちゃんには、「目を開いていてください」が通じないので、開瞼器というワイヤーでできた道具で無理やり開きます。

開瞼器を装着しているところを直接は見ていないのですが、瞼に強くついた跡を見る限り、正直、大人だったら耐えられない道具だと思います。

検査中に暴れないよう、網状の布で検査台の上にぐるぐる巻きに固定されます。

相当怖いと思います。意識のある状態で大人がこんなふうに検査されたら失神するのではないかと思います。

 

ママはおそらく検査を見ていられないだろうという配慮からか、検査中は廊下で待機します。息子は毎回病院のフロア中に響き渡る大声で泣き叫びます。この瞬間は毎回、未熟児に産んでしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

泣きすぎて腫れた目と、開瞼器の痕跡は翌日まで治らないので、帰宅後も辛かったです。 

 

結局息子は4回眼底検査をし、網膜が完成したのを見届けて、終了となりました。

 

辛いけれど、検査が重要

未熟児網膜症が発症しても、自然に治るケースもあるし、治療もあります。

治療はレーザーによる光凝固治療や、硝子体手術などです。

 

ただ、治療をするタイミングも重要なようなので、未熟児網膜症にできるだけ早く気付けるよう、先生に打診されたら臆せず検査されることをお勧めします。

 

目の異常があれば親が見てもわかるかなと思いましたが、正直なところ、素人目には全く判断ができませんでした。

特に新生児は、言葉に反応してくれるわけでもなく、異常が無くてもまだ物がはっきり見える状況ではありません。眩しいと目を閉じるので、光は感じ取っているんだなというのがわかるくらいです。

 

しっかりと専門医に診てもらうことが必要です。

 

まとめ

未熟児の子育て。

NICU/GCUでの治療をはじめ、未熟児には次々と試練が訪れます。

親になって間もない両親も、その都度、治療方針に関する様々な決断を迫られます。

 

私は初めて聞く医療用語ばかりで、同意をしたものの理解が追い付いていないことも多く、途方に暮れていました。

検査や治療の度に、息子が痛い思いをしなければならないことも、すごく辛かったです。

 

でも、振り返って思うことは、先生は、子供にとって最善の提案をしてくれていたんだということ。そして、充実した医療のおかげで小さな息子は救われたということです。

シナジスは、打っていなくて肺炎になっていたら大変だったし、未熟児網膜症はもし検査をせずに視覚障害に気付けなかったら、眼底検査で感じた辛さよりも大きな後悔していたと思います。

 

だから、少しでも先生の説明を理解して、親も前向きに治療や検査に臨むことが大切なのかなと感じます。

 

未熟児を産んでも、決して私のように悲観しないでください。

待ち構える治療や検査を、一つ一つ、前向きに、お子さんと一緒に乗り越えていただけたらと思います。

 

 

未熟児を産む〜NICU・GCUでの生活

息子を1,843gで出産しました。

34週。まだ産休に入ったばかりで、出産準備も不十分、名前も決めていない段階で突然迎えた出産。

 

出産と同時に息子はNICUへ。

初めて様子を見に行くと、小さな体いっぱいに、モニターや、点滴針をつけて保育器に入っていました。

 

産院は母子同室の4人部屋でした。

産後、私は同室の3人のママが生んだ元気な赤ちゃん達の泣き声を聞きながら、NICUにいる息子を思って泣いていました。

  

今、新型コロナウイルスの感染防止のため、親が面会できないNICUも多いと聞きます。会えなければ尚更、「赤ちゃんはNICUでどうやって過ごしているのだろう?」「未熟児として生まれ、この先どうなるのだろう?」と、不安に感じると思います。

 

でも、大丈夫です。

息子が2歳になった今、私自身、出産当初の私に言ってあげたいです「泣かなくて全然大丈夫だよ!!」

 息子は、NICUのスタッフや、その後の外来フォローで多くの先生方に支えられ、ゆっくりと、着実に成長しました。

 

もし同じように未熟児を産んで悲しい気持ちになっているママがいたら、少しでも安心していただけるように、NICU、GCUの様子をご紹介します。

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目次

 

 

NICU

NICUってどんなところ?

NICU(新生児集中治療室)。

小さく生まれた赤ちゃんや、持病のある赤ちゃんの治療をする病室です。

 

赤ちゃん3人につき1人の看護師がついてくれ、赤ちゃんたちには一人ひとり、呼吸や心拍、体温などのモニターがつけられていて、ちょっとした異変にも気付けるような体制になっています。

部屋の中は常にモニター音が鳴り響いています。

 

感染症予防などのため、入室できるのは原則両親のみ。

感染予防の使い捨てガウンを着て、手洗い、アルコール消毒をして入室します。

両親は素手で赤ちゃんに触れられますが、看護師さんたちは必ず手袋をして接していました。

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看護師さんたちは声なき声に耳を傾け続けていて、常に赤ちゃんたちのケアをしています。

忙しい中、私のような、めそめそしている未熟な親には、笑顔で励ましてくれ、もう天使のような方たちばかりでした。

訪問の度に、その間息子にどんな変化があったかも細かく教えてくださいました。

看護師さんと親とで赤ちゃんのケア方法について相談したり、変化を記録できるような交換ノートの提案もしてくださいました。

 

NICUでの生活

息子は、保育器の中に更に小さな囲いを作って、その中におむつ一枚でうつぶせで寝ていました。

よく、新生児をうつぶせで寝かせると突然死のリスクが上がると耳にしていたので、少し焦りましたが、うつぶせ寝は、ミルクの消化に良いとのこと。

周囲を囲まれているのは、ママのお腹の中にいる感覚と似ていて安心するそうです。

(息子は結構暴れてしまい、結局、小さな囲いは壊してしまいました)

 

小さな小さな手に点滴をつけ、鼻から胃にミルクを入れるチューブもつけて、さらにモニターもいっぱいつけています。

苦しくないのかなと心配でしたが、すやすや寝ていました。

 

食事は、定時に決まった量のミルクを与えられます。

搾乳した母乳を届けると、ミルクよりも優先して与えてくれました。

 

 

結局息子は、入院3日目に、もっと小さな子がやってきたため、GCUに移ることになりました。

NICUを出るのは少し不安でしたが、息子よりももっとケアが必要な子がいるのであれば仕方がありません。

 

GCU

GCUってどんなところ?

GCU(回復期治療室)。

NICUはドラマなどで見聞きしたことがあっても、GCUは知らない方も多いのではないのではないでしょうか。

 

NICUは主に治療を目的に入院していますが、GCUでは、退院後の生活も視野に入れて、親に対して沐浴指導や母乳指導など、生活指導もしてくれるところです。

 

赤ちゃん6人に対して1人の看護師がつきます。

 

ここでも入室は両親のみで、ガウンの着用と、手洗い、アルコール消毒は必須です。

ガウンはおむつを替える度に着替えます。

 

 

GCUでの生活

GCUに移っても、基本的なケアはNICUと変わらず、息子は点滴による栄養やミルクをもらって保育器で過ごしていました。

 

産後7日目、息子は初めて口からミルクを飲むことができました。

たった10ミリ。必死に飲んで、すぐに疲れて寝てしまいました。

初めて自分の膝の上でミルクを飲ませたのも、初めての授乳も、全てGCUで経験しました。

 

産後8日目には保育器を出てコットに移動しました。

コットは、通常の新生児室で使われているベッドです。

これで、保育器の窓から手を入れて触るだけでなく、抱っこできるようになりました。 

保育器のような温度管理もされていないので、初めて洋服も着ました。

まだ点滴はついているものの、だいぶ安心して見ていられる姿になりました。

 

沐浴練習も始まりました。

実は私は、帝王切開後で歩くのがかなりしんどかったのですが、「赤ちゃんの沐浴ができないと退院後困りますよ」と激励を受け、タクシーで毎日GCUに通うこととなりました。

 

授乳も指導してもらい、無事、ミルクを追加であげなくても大丈夫なくらい飲めるようになりました。

 

 

2000 gで退院

先生から退院の条件について説明を受けました。

「お子さんは、正産期になる37週を過ぎて、体重が2,000 gになったら退院です」。

一緒に聞いていた夫と共に耳を疑いました。

 

「え、2,500 g以下って、未熟児ですよね」「2,000 gで退院して大丈夫なんですか?」

先生は「少し小さいですが、大丈夫です」と笑顔で返答。私たちには不安しかありませんでした。

 

産後19日目。無事2150gとなった息子を抱いて、帰宅。

今までガウンを着て接していた息子を普段着で抱っこすることや、私たちと同じ部屋に寝かせるのは、怖かったです。

 

でも、先生の仰る通り、息子はその後無事に1ヶ月を過ごし、順調に3000gを超えてれました。

 

退院後も1年くらい、小児科に定期的に通院し、発達状態の確認をしてもらいました。

しっかりフォローしてもらえて、心強かったです。

 

まとめ

突然訪れた、NICU、GCU通いの日々。

まさか我が子が未熟児で生まれるなんて、思ってもみなかったので、最初はわからないことだらけで、不安で仕方がなかったです。

 

けれど、息子はNICU,GCUで手厚くケアをしていただけて元気に退院することができました。

私も、温かいスタッフの方々のおかげで、自分の置かれた状況を受け入れることができました。

 

息子は小さく生まれて、たくさんの痛い思いや大変な思いをしたと思います。

でも、NICUやGCUのたくさんの方々に支えられたおかげで、無事に生き延びることができたのです。このことは、息子が大きくなったらしっかり伝えたいと思います。

 

もし今、小さなお子さんを前に不安でいっぱいになっているママがいたら、ぜひ、子供の生命力を信じて、前を向いていただきたいです。

 

退院後も、未熟児の発達は比較的ゆっくりなので、当面は不安も多いと思います。

息子も首が据わったのは6カ月を過ぎてから。3.4カ月健診や9.10カ月検診でも母子手帳の質問項目に「はい」と答えられないものが殆どでした。

でも、大丈夫です。多少ゆっくりでもちゃんと成長します。

 

「生まれたときはこんなに小さかったんだよ!」と笑顔で子供に伝えられる日が、きっと訪れることを心から願っています。

 

ヘルプ症候群になる

第一子の妊娠時、HELLP症候群になりました。

このままだと死ぬかもしれないと初めて感じました。

 

放っておくと(放っておけないほど苦しいけど)、ママも赤ちゃんも本当に死にかねない病気です。でも、とても珍しい病気なので、なかなか病院でも気づいてもらえないかもしれません。

 

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私は、夜間救急含め、外来で何度か訴えましたが、「妊娠後期はこんなもんだよ」と言われるばかりで、症状が出てから診断まで1週間かかりました。

そして、HELLP症候群とわかると同時に緊急帝王切開。

妊娠34週、1843gの未熟児を出産しました。

 

同じように苦しむ人が一人でも減ってほしいと思い、私の体験を共有したいと思います。

 

目次

 

HELLP症候群になる

発症

妊娠33週の昼下がり。

切迫早産で自宅安静で横になっていると、突然、みぞおちに鈍い痛みを感じました。

寝てばかりいるからかなと思い、座ったり立ったりと姿勢を変えてみましたが、痛みは一向によくなりません。

 

夜になっても治らず、痛くて夕食も喉を通りませんでした。

嘔気もしてきて、少し息苦しくもありました。

夜も痛くて寝れません。どんな姿勢で寝ても息苦しくて、肩で大きく息を吸わないと呼吸もうまくできなくなってきました。

 

このままだと死ぬのではないかとすら感じ、夜中の3時に産院の救急外来に電話。

すぐ来るようにとのことで、夫を起こし、タクシーで病院へ。

入院になると確信して、夫に入院グッズを持ってもらいました。

 

タクシーのわずかな揺れも痛みに響きます。

吐き気もあり、タクシーの窓を開けて走りました。

産院までは車で10分。すごく長く感じました。

 

病院では歩けず、車いすで救急外来を経て産科に到着。

心電図検査と、1時間ほどお腹の張りと胎児心拍の検査をしてもらい、異常なし。

「問題ないので、帰っていいですよ」と言われてしまいました。

 

入院グッズを用意して行ったのに、拍子抜けでした。

「このくらいの週数の時は赤ちゃんがまだ上の方にいるので、苦しいんです。

もしまた痛んだら、枕を高くしてみるとか、家の中で少し体を動かしたりしてみてください。楽になるかもしれません」とアドバイスを貰いました。

 

妊婦ってこんなに大変なの?(そんなわけない!)と思いながらも、とぼとぼ帰宅しました。

 

穏やかな数日

我が家は4階ですが、階段しかありません。

病院からの帰宅時、歩くのも厳しい体調のなか、頑張って階段を上りました。

 

必死の思いで帰宅すると、不思議なことに、痛みが治まってきました。

 

先生の仰る通り、階段を上って、体を動かしたからだ!

その後3日ほど、痛みを忘れて過ごしました。

 

再び発症

みぞおちがまた痛んできました。

切迫早産で自宅安静中とはいえ、前回の痛みに襲われる恐怖を思うと、階段の上り下りをせずにはいられません。

1階まで降り、4階までまた上りました.

 

が、痛みは変わらず。

寝るときも、布団の下に折りたたんだ布団を入れて頭の位置をかなり高くしてみましたが治まりませんでした。

 

翌日は妊婦健診だったので、必死に痛みを訴えました。

夜間救急の時とは違う先生でしたが、前回と同じ反応でした。

ただ、胎児があまり成長していないのと、お腹の張りが強いということで、切迫早産の治療のため翌日からの入院が決まりました。

 

入院に備えてその日は一度帰宅しましたが、再び病院に行くまでの24時間は、すごく辛かったです。

みぞおちが痛い、息苦しい、吐きそう。

入院書類もどうやって書いたかわからないくらいの痛みでした。

 

緊急帝王切開

入院時には、感染症がないかどうかや、健康状態の把握のため、血液検査があります。

 

一通りの検査を終え、ベッドで横になっていると、先生が5人くらい部屋に入ってきました。

先生方は私のベッドを取り囲み、「落ち着いて聞いてください。あなたは、へるぷしょうこうぐんです。今から緊急帝王切開します」

 

へるぷ?助けてってこと?

切迫早産で赤ちゃんが早く生まれないように入院しているはずなのに、今から出産?まだ34週なのに?頭が「?」でいっぱいになりました。

 

あっという間に腕には点滴刺さり、移動式ベッドに乗せられて、手術の準備が整いました。

告知から1時間後、駆け付けた夫に見送られ、34週で生まれてしまう子供への不安と、自分の身体がどうなるのかわからない不安で泣きながら手術室に向かいました。

 

息子は1,843gでしたが、元気に産声をあげてくれました。

まだしわくちゃな顔の息子と初対面し、握手をさせてもらうとすぐに、NICUの先生に引き取られていきました。

 

緊急帝王切開は長かったです。出血量が多く、輸血もしました。

手術中に痛みも感じ、麻酔も途中で追加してもらいました。

 

手術室を出てからも治療が続きました。

その晩は両手にいくつもの点滴針を指し、30分おきくらいに看護師さんが点滴の交換や状態の確認にやって来ました。

 

その夜は、自分が出産したことがまだ信じられませんでした。

今まで当たり前のように感じていた胎動がないのはとても寂しく、もっと一緒にいたかったと強く思いました。

 

翌日は自分と夫の両親が来てくれましたが、意識がもうろうとしていてほぼ覚えていません。

 

その翌日は、診察に来た先生の顔が2つに見え、治療薬の副作用で視覚がおかしくなっていることに気付きました。

息子のいるNICUにも連れて行ってもらい、抱っこしてもいいと言われたものの、自分の体調が悪すぎて「今抱っこしたら落としそうです」と涙を呑んで断りました。

 

その翌日、複数人部屋に移りました。

隣のママは2500gの双子を産んでいることを知り、一人なのに1800 gで産んでしまった自分を責めました。

 

1週間で退院となりましたが、NICUにいる息子のもとに通うのがとても辛かったです。

息子が退院したのは出産から19日後。この時点で私はまだ、夫に車いすを押してもらいながら、小児科病棟に向かっていました。

 

その後は徐々に回復し、1カ月経つころには普段通りの生活ができるようになっていました。

 

HELLP症候群とは

症状

病名は、溶血(hemolysis), 肝酵素の上昇(elevated liver-enzymes), 血小板減少(low platelet)の頭文字をとって名付けられた病気です。

 

診断基準もこの溶血、肝酵素、血小板数の値からできています。

総ビリルビン≧1.2㎎/dL(溶血)

AST≧70U/L, LDH600U/L

血小板数≦10万/μL(Mindsガイドラインより)。

 

なので、血液検査をしなければ診断できません。

私の主治医が血液検査結果を持って慌ててやってきたのもそのためです。

 

血小板数が下がると、止血ができなくなるので、進行すると帝王切開もままならなくなるんです。怖いですよね。

 

発症率は、全妊娠の0.5〜0.9%。

妊娠中が70%で、30%は産後48時間以内に発症するようです(日本医事新報社 『私の治療』より)。

 

初期症状は、心窩部痛(みぞおちの痛み)40〜90%, 嘔気・嘔吐29〜84%, 頭痛33〜61%, 視野障害10〜20%。うち8割は妊娠高血圧を合併します。(Mindsガイドラインより)。

 

私の場合、妊娠高血圧になったことがなかったので、みぞおちの痛みや吐き気があっても、なかなかHELLP症候群と疑われることが無かったのかなと思います。

 

治療

唯一の治療は妊娠の終了です。

妊娠を終了すると様々な薬も胎児への影響を考慮せず使えるようになります。

降圧剤や、子癇(痙攣や意識喪失など)予防のために硫酸マグネシウム投与などをします。

 

妊娠34週未満の場合は、ステロイドを投与して、胎児の肺の成熟を促してから出産するようです。

私は34週2日。息子は初日こそ酸素投与しましたが、その後は必要なく、何とか自発呼吸できました。肺の成熟としては、ギリギリのタイミングだったようです。

 

 

まとめ

出産直後は、息子を小さく生んでしまったことをすごく後悔する日々が続きました(未熟児に関してはそこそこ色々なフォローが必要だったので、別記事で紹介します)。

 

でも、退院後は、後悔よりも、緊急帝王切開が間に合って息子と無事会えてよかったと心底思いながら過ごしています。

2年たった今でも、息子の笑顔を見ると、「あの時、手遅れにならなくてよかった」とふと思い出してしまい、息子を抱きしめてしまうことがあります。

 

すぐに緊急手術してくれた産科や麻酔科の先生方、小さな息子を24時間体制で対応してくださったNICUのスタッフの方々には感謝しかありません。

 

私の場合、診断には時間がかかったものの、すぐに緊急帝王切開ができ、NICUもある病院で出産できたことはとてもラッキーでした。

薬の副作用で物が二重に見えるようになってしまった時も、院内の眼科や、MRI検査室などにもすぐ紹介してもらえたので、本当に助かりました。

 

産院は、何気なく近いからという理由でたまたま大病院を選びましたが、色んなリスク考慮しなくちゃいけないんだなと感じます。

そして、こんなに確率の低い病気に突然なるなんて、人生何があるかわからないし、死も身近なものなのだと再確認しました。

 

妊婦さんがHELLP症候群にならないことを祈るばかりです。

でも、もし同じような状況になってしまった妊婦さんやご家族がいらっしゃるのであれば、この記事が少しでも早く異変に気づく手がかりになれば、幸いです。